能登半島地震から1ヶ月 恥知らずの窃盗をやめろ
巨大な銅像を盗もうと…カメラに不審者が “銅器の街”で窃盗相次ぎ被害額1000万超 地震被害の店まで 1/31(水) 19:02 配信 4 コメント4件 オンライン 富山・高岡市の防犯カメラに、銅像を盗難する瞬間の映像が記録されていた。 映像には、ライトで周囲を照らし、物色しているような不審な光が映っていた。 光が映っていた場所には、巨大な銅像が置かれていた。 不審な人物は、その1体の足元へ向かい、ライトを地面に置き、盗難防止用のチェーン切断した。すると、防犯ブザーが鳴り、不審な人物は逃走した。 映像には、警備会社が駆けつける様子も映っていた。 銅像を動かした跡が見つかっており、不審な人物は銅像を盗もうとしたとみられる。 現場の高岡市は、“銅器の街”と呼ばれている。 ここ数カ月の間に、銅像が盗まれる被害が相次ぎ、被害額は1000万円を超えている。 被害にあった折橋治吉商店に話を聞いた。 折橋治吉商店・折橋祐樹専務: 「盗難にあった銅像が、置かれていた場所がここです。2体のこま犬と、水子地蔵が置いてあったのですが、12月15日に盗難にあいました」 狙われたのは店先に置かれたもの。人の背丈ほどの大きな銅像が並んでいる。 さらに、店の裏にあった銅製の廃棄物も盗まれていた。 折橋治吉商店・折橋祐樹専務: 「住人が(犯人と)鉢合わせすると、傷害にあったり、危険性もある。あとあと考えると怖い」 2024年に入ってからも銅像窃盗が続いていて、これまでに、4つの店で6体が盗まれた。なかには、能登半島地震の被害にあった店も狙われたという。 高岡銅器協同組合の宮津健志理事長は、「傷口に塩を塗るというか、ただでさえ大変な目にあっているのに、怒りを通り越して...言葉には表現できない」と憤る。 警察は、窃盗の疑いで捜査している。背景には、銅の価格の高騰があるとみられ、警戒が続いている。